家庭教師と学習塾   ー違いを読み解くー


  学習塾の授業内容

 学習塾ではどんな科目を教えていて、それらの授業内容はどのようなものなのでしょうか。それぞれの塾によってカリキュラムは異なりますが、基本的な科目や学年によっての講座時間はだいたい同じ感じです。学年が大きくなるにつれて受講時間は多くなり、定期的にテストを行うなどで、生徒が自分の成績を意識できるような環境になっていきます。小・中・高校生が通う学習塾のそれぞれの科目と授業内容を説明します。

 小学校の学習塾は、主に国語と算数を中心に行う場合が多く、中には英語の科目がある学習塾もあり、1教科1時間程度で、週1回〜4回から好きな回数で通えるものや、週2回と決まっている学習塾などもあります。算数は計算問題や応用問題などですが、この時期に基礎を徹底的に行うことで、算数の面白さや考える力を身につきます。国語は、主に作文を書いたり、物語を読んで文章の基礎を学びます。難しい文法を習うのではなく、文章に慣れ、楽しみ、感性や想像力を養います。英語は、まずアルファベットに慣れる、そして単語や簡単な日常会話を学んでいきます。講師も外国人の場合が多いので、小さい時から正しい発音を身につけることも可能です。

 中学生の学習塾は、1年生の時からレベルの高い志望校を目指す「進学クラス」と、学校の授業を復習しながら学年が上がると入試に向けて学習する「補習クラス」「総合クラス」の大きく2つに分かれます。授業時間は、1科目1時間半から2時間で、科目は国語・数学・英語・理科・社会の五教科があります。苦手な科目だけ受講できる場合や、全教科を行う学習塾もあります。中学は、毎学期に中間テスト・期末テストがありますので、これらのテストの点数が上がることで学習塾に通う効果が分かります。また、学習塾内でも定期的にテストを行い、学力に合わせたクラスの変更も行われます。高校受験を控えた2年生後半から3年生になってからは、保護者、生徒、講師の三者面談や進路相談なども行われ、個人的にアドバイスが受けられます。長期休みの場合には「夏季講習」「冬季講習」といった特別な講座も開かれ、これには普段学習塾に通っていない子どもでも受けることができ、入試に向けての集中講座が行われます。

 高校生の学習塾は、ほとんどが大学入試に合わせた授業が行われます。センター試験に必要な全科目のほか、リスニング&速読テストなど実践的な強化指導も行われます。また、それぞれの学習塾独自の参考書や問題集なども揃え、志望する大学入試に合わせた授業内容が組み込まれます。高校3年生では統一模試も行われ、偏差値などの成績で最終的に志望校を決定するため三者面談などが行われます。

 大学入試のための学習塾は、「この大学を受けるなら、この学習塾」というように、志望大学によって得意分野を持っている学習塾もあります。今まで通っていた学習塾を変わる場合もありますが、志望校を決める段階で講師はそのようなことについても相談に乗ってくれるので、心配なことがあればまず相談することが大切です。

 

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Last update:2022/8/30

 


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